コロナ対策に!今日からできる口腔ケア

 

こんにちは!

デュオこうべデンタルケアクリニックPINO 歯科医師松村です😃

今日は昨日灘区のセミナーでお話させていただいた

『コロナ対策としての口腔ケア』

について少しご紹介したいと思います。

 

皆さんは、コロナ対策に何をされていますでしょうか?

うがい、手洗い、密を避ける、換気、テレワーク、、、

など様々おありかと思います。

コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、脂肪の膜を持ったエンベロープウイルスと呼ばれています🦠

この脂肪の膜はアルコールで破壊されるため、手指のアルコール消毒は、もっとも大切な感染対策の一つです。

このウイルス。

実は、自分自身では増殖することができないため、私たち人間の体内に寄生して増殖します🥺

ではどこから体の中に入ってくるのでしょうか。

実は、目、鼻、口から私たちの体内に入り込み、粘膜などの細胞の中に潜り込み増殖することがわかりました。

コロナと歯周病

 

私たちの体の中に入ったウイルスが細胞の中で増殖し、飛沫として他人に移ったり、肺に入り込んで肺炎症状を引き起こしているのです。

肺炎は元々高齢者では死因の上位に入っている病気。

中でも、高齢者の肺炎の8割以上は誤嚥性肺炎と呼ばれるものです。

これは、嚥下(えんげ:ものを飲み込む機能)が衰えるために起こるもので、通常だと気管にものが入ると、むせたり咳き込んだりする作用が弱まることが原因の一つです。

ある研究では、高齢者施設で衛生士による口腔ケアを行ったところ、肺炎になる方が減り、肺炎になっても重症化したりする可能でしが低くなることが報告されています。

つまり、コロナにかかわらず、口腔ケアをすることは肺炎の予防に繋がっているのです。

さらに以前当院のブログでもご紹介させていただいたのですが、このコロナウイルスが、粘膜の細胞に入り込むのを助けているのが、歯周病菌なのです!

 

『新型コロナと歯周病の関係』についてはこちら

 

今日からできるコロナ対策としての口腔ケア

お口の中で、ウイルスの増殖の手助けをしている歯周病菌を減らすために私たちにできることは何でしょうか?

①歯磨き

②うがい

③定期的な歯科医院でのメインテナンス

 

②に関しては、以前ポピドンヨードでのうがいが推奨される報道がありましたが、ヨードは禁忌の方や、強すぎるお薬のため、常在菌も殺してしまい、その他の病気にかかりやすくなってしまう可能性があること、さらには歯の着色を引き起こすため、私はあまり推奨しておりません。

お水でも構いませんし、当院にて販売しているSPTガーグルなどは、喉のうがいにも口臭予防としてもご使用いただけるため、おすすめです。

 

そのほか、マスクにより口呼吸が増えていることも、感染リスクの一つです。

 

『鼻呼吸と口呼吸の違い』についてはこちら

 

さらに、唾液も私たちの体に存在する天然の抗生物質と言われるほど。

ですので

④鼻呼吸を心がける

⑤唾液を出す

などもコロナ対策には大切だと考えております。

唾液腺のマッサージを行ったり、よく物を噛んでお食事をしたり。

舌回し体操やあいうべ体操で舌のトレーニングを日頃から行っておくことも大切です。

 

お口の中が健康になると、コロナだけでなく、様々な生活習慣病や慢性炎症のの予防にも繋がります。

さて、皆さんも今日から簡単にできる口腔ケア、ぜひ取り入れて見てくださいね😃

 

 

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