みなさん、こんにちはデュオこうべデンタルケアクリニックPINOです
人間と同じく長寿化が進んでいるペットの犬や猫。彼らの健康長寿にも、歯とお口の健康は欠かせませんそんなワンちゃんネコちゃんの歯科事情について、ペットの歯科治療や予防についてお話をします
まず、はじめに『ワンニャンクイズ』
Q1.犬と猫、歯の本数が多いのは
①犬 ②猫
Q2.犬と猫、歯周病の割合はどれくらい
①ほぼゼロ ②2割ほど ③5割ほど ④8割以上
Q3.犬と猫、むし歯の割合はどれくらい
①ほぼゼロ ②2割ほど ③5割ほど ④8割以上
Q4.犬と猫のお口の健康のために大切なことは
①毎日の歯みがき ②食生活 ③定期的な歯のクリーニング
ここからは答え合わせとともにワンちゃんとネコちゃんの歯についてお話していきます
犬の歯と歯並び
乳 歯上14本+下14本=計28本
永久歯上20本+下20本=計42本
(後臼歯上8本下8本、前臼歯上4本下6本、切歯上6本下6本、犬歯上2本下2本)
生後2ヶ月ほどで乳歯が生えそろい、4〜7ヶ月ごろに永久歯が生え変わる
猫の歯と歯並び
乳 歯上14本+下12本=計26本
永久歯上16本+下14本=計30本
(後臼歯上6本下4本、前臼歯上2本下2本、切歯上6本下6本、犬歯上2本下2本)
生後2ヶ月ほどで乳歯が生えそろい、3〜6ヶ月ごろに永久歯に生え変わる
各歯の役割
後臼歯と前臼歯…互い違いの噛み合わせで肉を噛み切る。
切歯(門歯)…ヒトの前歯にあたる。毛づくろいにも使う。
犬歯…長く尖った犬のトレードマーク。獲物を仕留める鋭い歯、猫だけど犬歯。
ワンちゃん、ネコちゃんのお口のトラブルで最も多いのはヒトと同じで歯周病なのです「うちの子がご飯を食べなくなっちゃったんです。」と飼い主さんと来院されて、お口の中を拝見したら、歯周病になっているケースがよくあるらしいのです「食べなくなった」のではなく、歯茎が痛くて「食べれなくなった」というわけですね
動物は自分で歯を磨けませんし、自分から「歯が痛い」と言ってくれませんから、来院したときにはなかなか進行していることが多いです3歳以上の犬猫では85%以上が歯周病だと言われています、、、
歯周病は放置して悪化すると歯が抜けるだけでなく、上あごの骨が溶けてしまったり、頬の皮膚に穴が開いてしまうこともあります。しかも全身的にいろいろな病気を引き起こし、ときには命取りにすらなります。実際に犬猫においても歯周病と腎臓疾患、肝臓疾患、心疾患との関係が研究で示唆されているそうです
ちなみに、むし歯は犬猫ともにほぼゼロです動物はむし歯の要因となる砂糖は摂らないからです
歯周病の予防もヒトと同じ
まずご自宅で飼い主さんに行なっていただく『歯磨き』は重要です犬猫用の歯ブラシがありますブラシの毛が非常に柔らかいので、ワンちゃんとネコちゃんも痛がりません
赤ちゃんの頃から歯磨きをしてあげて慣れさせることが大切です慣れていると大きくなっても嫌がらずにさせてくれるようになるそうです
そして忘れてはならないのが、ヒトと同じでワンちゃん、ネコちゃんも動物病院で定期的に受診することですお口の中に異常がないか診てもらったり、歯のクリーニングをしてもらいましょう!1年に1回でも歯のクリーニングを行なっていただくと、歯周病になる確率はぐっと下がります
先ほど、むし歯はほぼゼロとお伝えしましたが、人間が食べている食べ物を与えるとむし歯になってしまいますので、欲しそうな顔をされても飼い主さんが我慢して与えないことが大切です
ワンちゃん、ネコちゃんのお口のトラブルもはほかにもありますので、また書かせていただきますね今回のブログで少しはペットを飼ってらっしゃる方のお役に立てましたでしょうか読んでいただきましてありがとうございます
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