みなさんこんにちは!
デュオこうべデンタルケアクリニックPINO 歯科医師松村です。
明日から休業期間が終わり、✨時間短縮での診療✨を開始いたします!🙌
様々な感染対策の準備をしっかりと行なった上での診療となります。
ご不自由をおかけすることもあるかと思いますが、みなさまにお会いできるのを楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願い致します!!
さて、新型コロナウイルスで話題となったマスク😷
ウイルス感染予防としてだけでなく、花粉症や、化学物質過敏などの症状がある方は予防的にマスクを使用されていることが多いかと思います。
マスクは私たちの身体を守る手助けをしてくれていますが、マスクにより様々な病気にも関係する口呼吸を助長しているのはご存知でしょうか?
そんな口呼吸について今日はご紹介したいと思います。
最近使用しているマスク😄
では正しい呼吸とはどのようなものでしょうか。
そもそも呼吸には鼻から空気を取り込む鼻呼吸🐽と、口から空気を肺に送り込む口呼吸👄があります。表面上の違いは、口から吸うのか鼻から吸うのかの違いしかありません。いずれの方法にせよ、私たちは新鮮な空気を肺に取り込んでいます。
哺乳類で口呼吸をするのは人間だけ!?
ところが、哺乳類の中で、口呼吸をしているのはなんと人間しかいない、と聞くと驚かれる方も多いのではないでしょうか。
競馬のウマをみてください。実は「ハァ、ハァ」と口で息をして走るウマなどいません。イヌは口で「ハァ、ハァ」と息をしているように見えますが、犬は汗腺がないため口で体温をコントロールしているそうです。このため、イヌも鼻で息をしているのです。
哺乳類の場合、口は食べ物を摂取する器官、鼻は呼吸する器官とハッキリ役割が決まっています。
しかしながら、人間は言語を獲得し言葉を発するようになったため、進化の過程で口と気管が繋がり、鼻の代用として口で呼吸することも可能になったのです。
実は人間の赤ちゃん👧も乳児期までは他の哺乳類と同じく鼻で呼吸をしています。これは息継ぎをしなくても母乳が飲めることからも、想像はつくのではないでしょうか🤱
鼻呼吸と口呼吸の差は実はこんなに!?
哺乳類の基本は鼻呼吸です。
空気中には無数のホコリや花粉が浮遊しています。目に見えないウイルスや化学物質など、私たちにとって好ましくないものもたくさん含まれています。鼻で吸い込んだ空気は粘膜の表面にはえている繊毛と、そこを流れている粘液で綺麗に濾過され、空気中の遺物を吸い込んでも、ほとんどが鼻水となって排出されます。
もし、この関門をうまく通り抜けた病原体があっても、口から咽頭にかけて発達している扁桃リンパ組織で捕まる仕組みになっています。
また、鼻から吸い込んだ空気は適度に温められながら加湿され、暖かく湿った空気が肺に送り込まれます。これが、鼻は天然のマスクと言われる所以でしょう。
ところが口呼吸になると状況は一変。
口から入った空気は、口腔内の水分を奪いとりながら、荒々しく肺に到着します。冷たく乾燥した空気をいきなり吸い込むことになるので、場合によってはのどや気管をいためる恐れがあります。
口呼吸は万病のもと。
口呼吸により起こる口の渇きは、歯周病や虫歯菌の繁殖が起こりやすくなるだけでなく、全身の免疫系に異常を起こすことが知られています。免疫力の低下により、風邪をひきやすくなることもありますし、アトピーや関節リウマチ、腎臓疾患、掌蹠膿疱症なども慢性炎症の一つで、口呼吸と関係があると言われるデータもあります。
〜マスク使用の注意〜
マスクをすると息苦しいため、口が開きがちになります。
それにより、口呼吸が引き起こされ口が乾燥する原因となっている可能性があります。
体を守るために使用しているマスクをすることにより、自分自身の抵抗力を弱めてしまっては本末転倒。
正しいマスクの使い方と、マスク使用中の呼吸も注意しながらこれからもしっかりと対策を行なっていくようにしましょう!
参考文献「免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」今井一彰先生
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