こんにちは!
今日はマウスピース矯正のお話です。
インビザラインで矯正をしていて、予定の枚数が終わってやったー!と思ったら先生に追加アライナーを作りますよ、と言われた経験のある方もいらっしゃいますよね?
当院ではあらかじめ治療前に追加のマウスピース必要性をお伝えしておりますが、今日はどんな時に追加アライナーが必要となるのかご紹介していきます!!
追加アライナーとはどんな装置?
インビザライン矯正で使用しているマウスピースのことをアライナーと呼んでいます。
矯正治療ではこのアライナーをご自身で交換して治療を進めていただきます。
しかし、歯の根の状態や装着時間によっても歯の動きは異なるため当初の治療計画通りに歯が動いていなかったり、アライナーと歯がフィットしていなかったり、歯並びは改善されたけれどもきちんと噛めていない、などの理由から修正や仕上げ用にアライナーを作りなおすことがあります。
これを追加アライナーと呼んでいます。
追加アライナーが必要となる原因は?
追加アライナーは決して治療が失敗しているから必要となるわけでなく、最終的に理想の歯並びに揃えるために必要となってくるものですが、場合によって必要となる理由が異なります。
1.マウスピースの装着時間が短い
マウスピース矯正の場合、1日に20時間のマウスピースの装着が必要です。歯が動くにはしっかりと歯が移動するために歯に矯正力をかける必要がありますが、装着時間が短いと計画通り歯が移動せず、アンフィット(マウスピースの浮き上がり)が起こることがあります。
アンフィットが起こるとすぐに追加マウスピースが必要となるわけではありませんが、次のマウスピースがはまらなくなったり、計画通りに歯を動かすことができない場合は追加アライナーを作成する必要があります。
2.歯の移動距離が長い、歯の位置のずれが大きい
歯を動かす距離が長いと歯が傾斜しやすく、予定通り歯が動かない場合もあります。マウスピースだけで歯の移動の改善が難しい場合は、ワイヤーを使って部分的に不適部を改善してから追加アライナーを作製する場合もあります!
3.噛み合わせが合っていない
当初予定していたアライナーが終了した時にきちんと噛み合わせも歯並びもバッチリ!な状態は理想ですが、なかなかそういうわけにはいきません。
通常矯正治療では2年程度期間がかかってくることが多いですが、マウスピースが問題なくはまっていても、上下の歯がきちんと噛めていなかったりすることはよくあります。
このため当院では、一度目の計画ではがたつきを取り除き、2回目の追加アライナーで上下しっかり噛める状態にしていくことをご説明させていただいております。
追加アライナーを受け取るまでの流れ
追加アライナーを作成する場合は矯正治療の計画の立て直しが必要なため、再検査が必要となります。
医院によって異なりますが、レントゲン、CT写真、口腔内のスキャン、口腔内・顔貌写真などの検査を行いマウスピースを作成いたします。
追加アライナーのお渡しまでの期間
追加アライナーはこのように再度検査を行い治療計画を立て直してからマウスピースを作成していきます。初回時のマウスピースを作製するのと同様に期間が少し必要となりますので早くて3週間〜長い場合は1ヶ月半程度、お渡しまでに必要となることもあります。
この間は担当医の指示に従い、型取りしたときと歯並びが変わらないように必ず最後のアライナーを装着しておくようにしましょう!マウスピースの装着をサボると、追加アライナーがハマらず再作製が必要となりさらに治療期間が伸びてしまう原因となりますので気をつけましょう!
追加アライナーの料金
医院の方針によって追加料金が必要かどうかは変わってきます。
当院では、追加アライナーは基本的にはほとんどの方で使用いたしますので、部分矯正は1回まで、全体の矯正では2回までは無料でお作り直しさせていただいております。
これから治療をお考えの方は追加の料金が必要かどうかも担当の先生に確認しておくと良いでしょう!
追加アライナーを用いてしっかり噛み合わせや並びを整えることが大切です
追加アライナーが必要になると、矯正治療が計画通り行かなかったー!と残念に感じるかもしれませんが、決してネガティブな治療ではありません。むしろより良い仕上がりにするために必要な処置なので、追加アライナーに入った方も一緒に矯正治療頑張りましょうね!
当院ではインビザラインシステムを用いたマウスピース矯正を行っております。
カウンセリングは無料です!多くの症例をご紹介し、分かりやすい治療の説明を心がけておりますので、安心してご相談くださいませ^ ^