みなさんこんにちは!
デュオこうべでンタルケアクリニックPINOの院長松村です👩⚕️
矯正のご相談をいただいている中で、矯正後どんなふうになるかと合わせて、なぜそうなったのか、も気になりますよね🤨
今日は歯並びが悪くなる原因について、考えていきたいと思います!
そもそも歯並びは何で決まる?
実は私たちの歯はそれぞれ役割があります!🦷
前歯は主に物を噛みちぎる歯。骨付きチキンをかじるイメージです😆
そして、奥歯は咀嚼、きちんと前歯でとらえたものを奥歯ですり潰し、細かくすりつぶしていきます。そうすることで、唾液がたくさん分泌され、飲み込みやすい形にしていきます。硬いナッツでも痛みなく飲み込めるのは、奥歯できちんとすりつぶし、喉に当たっても痛くないように唾液が溶かしてくれているからなんです😳✨
この、噛む、飲み込む動作で関係してくるのが、唇やほっぺた、ベロの筋肉です。
この動作がきちんと行われていると、顎や歯に正しい力が働き正しい歯並びになると考えれられます!
歯並びが悪くなる原因は?
しかし、歯並びが悪くなる原因は様々です。先ほどお伝えしたように、きちんと顎や歯に正しい力がかからないことが考えられますが、今回は
①遺伝的な要因
②習癖によるもの
③歯の数の異常
などをご説明していこうと思います✏
遺伝的な要因による歯並びのがたつき
歯並びは骨格の一部のため、親子の歯並びが似る可能性は高いと言われています。しかし、全ての方が遺伝によるもの、というわけではありません。
例えば、骨格的な特徴である「受け口」や「出っ歯」は遺伝的な要素が大きいとも言われています🦷💦
この遺伝的な原因で歯並びの不正が起こるのは、全体の2〜3%程度ほど💬
実は、骨格的な遺伝的特徴と合わせて、生活の習慣からの影響を受けていることも多くあります🧐
習慣により起こってしまう歯のがたつき
先ほどもお話ししたように、歯の位置は唇、ほっぺた、ベロの力のバランスに影響を受けます。
例えば、ほっぺたの力が強い、とはどんな状況でしょうか?
これは指しゃぶりを想像してみてください。
指を吸うためにほっぺたを内側に吸い寄せる力が働いています。この力がかかり続けると、狭窄歯列という状態であごの幅が狭くなり、歯並びに影響がでます😭💦
また、お口ポカン、を想像していただくとわかりやすいのですが、唇の力が弱いと歯は前へ押し出されてきます😳
これが出っ歯の状態です🦷
また、ベロを上と下の前歯の間に挟むことによって起こる開咬という症状もあります。
これは本来、歯が生えるまで赤ちゃんは、前歯の歯茎とベロでおっぱいを飲んだり、物を飲み込んでいるのですが、その時のベロ👅の使い方が歯が生えても残ってしまっていたのが原因で起こっている場合が多いのです。
歯の数の異常
最近では、食事形態が柔らかいものが多くなってきたせいか、あごの成長が小さい子供が増えてきています。
昔は硬い穀物を食べていたため、親知らずまでしっかりと生える人が多かったのですが、最近は親知らずが横に生えています、なんて歯医者でご指摘されたことはありませんか?
実はこれも顎が小さくなってきたことが原因です😟💦
最近では前歯や第2小臼歯と呼ばれる横の歯が1本少ない子も増えてきています。
これは、噛む必要がなくなってきたために不要な歯が退化している(進化?)のかもしれません。
歯の数に異常があると、噛み合わせのトラブルが生じることもあります⚡
歯並びに与える習癖は実は他にも考えられます!
先ほどはお口周りの筋肉のお話しをさせていただいておりましたが実は他にもあるんです!
手の力も歯並びに関係している!?
手の力が歯並びに影響するってどんな状態でしょうか?
まず一つ目は、頬杖。
無意識に授業中に行っていた頬杖は片方の顎の歯に力が加わり、ほっぺた側から力を加えてしまうので、歯が内側に傾いて歯並びが悪くなったり、噛み合わせに影響を与えている場合があります。これは、中高生、大学生で特に注意が必要です⚠
さらにもう一つ以外なところで言うと、寝る時の姿勢も要注意!🛏
私も昔子供の頃、手を顔の横に引いておやすみのポーズを作って横向きに寝ていた時期がありました(可愛い一面です❤)しかし、このポーズはあごを横にずらすため、成長期などは頬杖と同じく注意が必要です😖⚠
また、お母さんと寝ている小さなお子様は寝る向きも要注意。
実はいつもお母さんがいる右側を向いて寝ていた子の顎が右にズレて成長していた経験があります。乳歯列の時に、異常に気付き原因となる習慣をうかがっていたところ、寝てる向きが原因と発覚しました😖このため、今ではお子様と左右交互に寝るようにしていただいています☝
思わぬところに歯並びに影響する習慣が潜んでいるので気をつけたいですね💦
歯並びの改善と合わせて習癖の改善も大切!
このように歯並びが悪くなる原因は様々です。
せっかく矯正をしても、このような習慣が残っているとまた歯の移動が起こってしまうので、歯並びの改善と合わせて唇や舌の使い方のトレーニング、習癖の改善もしていくようにしましょう!👌
当院では、とくに口元の改善にマッサージや舌のトレーニングを矯正治療と合わせてご説明しております😌✨
みなさんもぜひ、気になる口元のお悩み、お気軽にご相談くださいませ👩⚕️